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推奨技能:めぼし

ここらでしっかりと人生に向き合ってみることにした。主にTRPGに関することについて書いていきます。

あとがき1:ゲームは流転する-TRPGと出会うまでの俺のバックボーンについて

2017-03-25

TRPGとそれに関するあらゆる事について考えたことをここに残すことにした。

「あとがき」は基本的に個人的な話をしていく。

 

"テレビ"ゲームとの出会い、そして卒業

ゲームという概念に出会った時のことを、俺はよく覚えていない。

物心がついた頃には、俺は勇者として画面の中の世界を救うために必死だった。

 

児童書と人形遊びに親しんでいた自分にとっては、その想像を具現化してくれる世界がテレビの中に広がっていたからそこで遊ぶことにした、というだけに過ぎなかったのだと思う。

 初めて遊んだのは、MOTHER2だったか、FF6だったか、クロノトリガーだったか覚えていないけど、とにかくスーパーファミコンの何かだったように記憶している。

 

その後、俺は順調にハードと共に成長していった。お年玉なんかを2年分ほど貯めてPS2を買った時は本当に嬉しかった。当時のクラスメイトにそのことを言ったら、「今更プレ2とかwwww遅ww」と馬鹿にされた時は虚しい気持ちになったけど、家に帰ればそんな気持ちを抱く暇はなかった。毎日ゲームをしていた。

 

親は俺にゲームを遊ぶ際のルールを用意した。ひとつは、「ゲームは一日1時間」ということ。そしてもうひとつは、「ひとつのゲームをクリアするまでは次のゲームは買わない」ということ。

 

このルールは俺にとって大きな意味をなした。1時間でどこまで進められるだろうか。そのことで毎日頭がいっぱいだった。画面の向こうの世界にはなんでもあったし、その全てを味わい尽くすには1時間は短すぎたのだ。他の時間は、自分で考えたストーリーをもとに「トイ・ストーリー」のアンディよろしく「ひとり人形劇」をやったりして過ごしていた。とにかく、俺は物語が好きだったのだ。 

 

スーパーファミコンNINTENDO64、プレステ1にプレステ2

ゲームボーイカラーとアドバンス、初代DSにPSP。多くの時間をゲームで語られる物語に費やした。自分が主人公となって物語を引っ張っていくことがなによりも好きだった。

発売から2年ぐらい経ってようやくPS3を買った時は、ゲームの可能性にびびっていた。持て余していたと言っても過言ではない。徐々に、「既定路線のあるゲーム」あるいは「完全にプレイヤー任せなゲーム」に触れる機会の方が多くなっていった。

ちょうどそのあたりから、ゲームと俺の関係は変わってきていた。

かつては、自分の想像力の源であり最高のエンターテインメントだったゲームも、高校に入る頃には「帰宅部の時間つぶし」でしかなくなっていた。

 

かつて俺が一日1時間ずつ冒険を繰り広げた舞台=ハードたちは、東日本大震災の後にまとめて段ボール箱にしまった。それ以来、その箱を開けたことはない。

 

俺はテレビゲームから離れていった。

空いた時間で片思いの女子とメールをしたり、ギターの練習をしたり、友達の家に入り浸ってだべったりしていた。自分専用のパソコンを手に入れてからは、もっと無為な時間を過ごすようになった。そしてあれよあれよと言う間に流されるように受験勉強を始め、俺は第0志望(とりあえず肩慣らしに受けるかと思っていた大学)に入ることが決定した。

 

TRPGとの出会い

そんな俺が、クトゥルフ神話TRPGという遊びに出会ったのは2015年の春だった。

何気なくニコニコ動画で見たクトゥルフ神話TRPGの動画にドハマリした。

 

登場するキャラクター(プレイヤー)たちの掛け合い。

徐々に明らかになっていく事件の全貌、恐怖、そして探索者たちの試行錯誤。

その世界を、シナリオを自由に設計して遊ぶ。

テレビゲームしかやったことのなかった自分にとってはその全てが新鮮に映った。

 

「何が起こるかわからない、人間同士のコミュニケーションの物語」

 

その魅力にやられた。

我々の良識次第では誰も予想のしようのない物語が生まれる。

こんなに面白いことはない。そう思った。

 

何歳になっても、俺は「物語」から逃れられはしないのだと思う。

起承転結、序破急、導入と結末、プロローグとエンディング。

何かが始まって、そして終わる。

人生の中で何回も経験するであろう、出会いと別れもこれに含まれる。

要は、そんな「人間っぽいこと」が好きなのだ。

そうして、気心の知れた友人たちとTRPGで遊ぶ日々が始まった。

 

あとがきのあとがき

実のところ、最初に書く記事が「あとがき」になるとは思わなかった。皮肉だ。

ゲームとの出会い、テレビゲームからの卒業とTRPGの魅力に取り憑かれるまでの話を書いてみた。本当はもっと推敲したいけど、いずれ埋もれていく記事に気合をいれるよりは今書いているシナリオにパワーを込めたいのでこのまま公開する。